エテルネル -plus-




おまけ1

翌朝
「ぬぅを お ぉ を ぉ ……」
「大丈夫?」
「だ、だいじょばない……」
「全く…だから生ハムはやめろって言ったのに」
「でも一晩しか経ってないし…」
「ホテルの冷蔵庫は性能が良くないから信用ならないんだよ」
「うぅう……ぉ、おをぁあ……(ぐぎゅるぎゅるぎゅる)」
「普通お腹下すのは僕だと思うんだけどね」
「何で?」
「精液で」
(げっふ、げっふ)
「……悪いことをしている自覚はあるんだね」
「ゴゴゴゴゴメンナサイ……(←いつも中出しの人)」
「別にいいけど、すぐ処理すれば…………?」
「?」
「龍麻、これは?」
「携帯充電してるんだけど?目覚まし代わりに…」
「……(溜め息)」
「ほぇ?」

「冷蔵庫のコンセント抜いて充電する奴がいるかぁッ!!」
(スリッパ突っ込み)

「ぴぎゃーー!」
「……自業自得!(心配して損した!)」
「……ぐっすし(…確かに一晩常温じゃ…腐るわな)。って!」
(ぎゅるぎゅるぐぎゅぎゅぎゅ…)
「ぬぅを お ぉ を ぉ ……」
「やれやれ……」






おまけ 2

「そういえば龍麻」
「何?」
「フランスの方で、なんか妖しい宗教団体が壊滅したっていう噂を聞いたんだけど?」
「へーぇ、まぁあっちの業界も色々大変だしなー(目逸らし)」
「なんでもカバラ系の亜流…というより邪教だったらしいけど」
「へーぇ、今時カバラだなんて古いよなー(目逸らし)」
「(ま、別にいいんだけどね…)」

更に後日。
各国語で「触らぬ神に祟りなし」という東洋の格言が書かれたメモと、不思議なビデオテープが裏社会に流通する。
それと時期を同じくして、龍麻と、壬生を始めとする龍麻の愉快な仲魔達への襲撃が格段に減ったという。
「で、今度は何したの?」
「あ、うん御門に頼んで……ってヤッテナイヨ!俺何モヤッテナイヨ!」
「(ま、別にいいんだけどね…)」



帰国後、壬生は紫郎さんのツテを頼りにM+Mに就職します。
学生と暗殺者とエージェントの三足の草蛙。
龍麻のために東京のお掃除をすることに決めた壬生さんは、やっぱり龍麻に惚れてます。

壬生は尽くされるよりも、尽くす方だと思う。
だから結局タッキーの跡は継がない気がします。
だからフェラはされるよりする方が気楽なんじゃないかと思います。
でも龍麻はされるよりもする方が好きだと思う。
だって恥ずかしがる壬生君萌えだから。
いや、主に萌えているのは私なんですけど。ね。

とまぁ、後々エージェントが本業になっていくのかなー、とか。
壬生が人を使えるようになるには、いずれにせよもう少し時間が必要な気がするので。
拳武館の組織を実際に継ぐのは、まだまだ先かと思われます。
むしろ龍麻が継いだ方がいい気がするんだけど。
でもこっちの龍麻さんは美術品及びその他珍品の仲買という仕事をいたく気に入っているので、望み薄。どうする拳武館!



一話じゃ終わらないかも…と絶望的な思いで毎回EROってました。
結局どれも一話に収まってくれました。良かった良かった。
ここぞとばかりに欲望をぶちまけ。
腐女子には見えない肉棒が付いていると以前誰だかに言われましたが、その意味を改めて噛み締めた。

相方さんにも言われますが、私は発想が攻めだそうです。
「テトラちゃん、なんで男に生まれてこなかったの…?」
と哀れむような目線を他の方から頂いたこともあります。
大きなお世話だ。

でも壬生に抱かれたい、よりも壬生を抱きたい、気持ちが大きいことは間違いない。
変態でゴメーンナサーイ。



今回の話は、壬生君が色々吹っ切れて「女房」になる話です。
これ以降、二人はまずラブラブ蜂蜜ハニーシーズンに突入。その後熟年夫婦化、壬生君は一層つれなくなります。
九龍のド・クールな壬生君はこうして生まれるわけですね(まだ大して書いてないけどね)。

んで、魔人sideAで絶対書くぞ!という話はこれで一応完了です。
今後は小ネタやらをちょいちょい上げていく予定です。
そして黄龍が増えてゆくでしょう。Maybe

皆様どうもお付き合いありがとうございました。
まぁこれからも書きますが。壬生がこの世にいるかぎり増え続けますが。
というわけで、どうぞこれからもよろしくお願いします。