4's
index
>
Xeno +
>
日付
> **
ブッカ
花屋で適当に作ってもらった花束を右手に掴んで底に立つ。
彼女は何が好きだったのかを思い出せなくて全部店に任せた。
記念日なので。そういうと店員は明るい花をそろえてくれた。
花束を右手に掴んで底に立って、そうだ彼にもと思い出したがまあいいかと思い直した。
何も彼には似合わないだろうから。喜ぶ顔も思い浮かびはしない。
右手に持った花束を底において供える。
頭の上から花が降った。
見上げた先で彼女とあの人が花束を手に立っていた。
私は彼らに笑いかけた。
[12/09/10]
戻る
以前チャットの席で書いたものにほんのちょこーっと追加修正。
Webclap